病室で奴隷になることを誓ったマゾ看護婦の告白
告白 本村早希(仮名)
「絞められる」感覚
自分が異常者だと人から指摘されて気づくことがあるなんて、思いもしませんでした。自分が異常者だということに自分で気づかないまま、私はこの歳まで生きてしまったのです。
でも今にして思えば、誰にも話せない秘密が、私にはずっとありました。
それは、私が男性の手で首を絞められることに、心ひそかに興奮してしまうことです。
私には二つ上の兄がいます。
兄と私は同じ高校に通っていました。そして兄が高校の柔道部に入っていた関係で、一年生の頃に成り行きで柔道部のマネージャーになったのです。
柔道部には、私以外に女子がいないので、私はマスコット的存在になっていました。
部活が始まる前に、男子から遊び半分に寝技や絞め技をかけられたことがありました。
じゃれ合いのようなものでしたが、屈強な男子に道場の畳の上で身動きが出来ないほど押さえ込まれると、なぜか胸の高鳴りを感じてしまい、決して嫌ではなかったのです。
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