「マニア倶楽部」は、日本でたったひとつの投稿SM専門誌です。
緊縛、浣腸、おしおき、アナル、失禁、監禁、野外露出……。
様々な変態性癖に悩むマニア女性たちが、全国から集まってきます。
あなたの心の中にひそむ恥ずかしい性癖を理解してくれる仲間はかならずいます。
まずは、サイトをご覧ください。
元英語教師の人妻からの自撮り投稿 ※DVD収録
告白 佐藤里帆(仮名)
架空のご主人様
読者の皆様、編集部の皆様、初めて投稿いたします。
私は近畿在住の既婚女性です。教師を経て、今は実家を継ぎ不動産事業を営んでいます。
ネットを閲覧していて貴誌に出逢ったのは半年前、世の中にはこんな本があるのかと震えました。私のおかしな妄想は絵空事じゃないんだ、現実にやっている人がいるんだ、と知って興奮しました。
正直な気持ち、貴誌に投稿を掲載されている女性たちがうらやましいと思いました。
でも、掲載された皆様をうらやましいと感じるのは、美しさや若さが理由ではありません。どうやってこの性癖を持つに至ったか、という経緯がうらやましいのです。
私は早くに自分がマゾだと気づきましたが、彼氏や夫にそれを伝えることができませんでした。本当は私も男性からマゾ性を見出され、一方的に調教されたかったです。
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- ISBN:
- 491018381072
- 判型:
- A5
- 発売日:
- 2022年05月27日
- 付録:
- 特別付録DVD
合計4時間11分収録
マニア倶楽部は全国から投稿されてきたマニアの方を紹介するSM誌です。
今号では自虐にオナニー耽る人妻からの投稿。初恋のマドンナの娘を奴隷にした男性の告白、幼なじみを変態淫乱露出妻にした男性の投稿、隣人の性奴隷になってしまった熟女妻の告白などを紹介しています。
愛如月レナの第2弾DVDの特報も掲載しています。
悦虐クラブでは荒縄に厳しく縛められる蓬莱かすみ。表紙巻頭はみひな。
目次
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編集部を訪れたマゾ女性【苦痛を求めた女教師】 ※DVD収録
告白 大塚美咲(仮名)
暗がりの中で
良くも悪くも自分は大切に育ててもらったんだなあ、と気がついたのは教師になって間もなくでした。
最近は「親ガチャ」などという言葉も耳にしますが、子供の幸せが経済力や家柄などの条件で決まるとは限らない気がします。何不自由なく育てられていても孤独を抱えている子もいますし、不幸な出来事があっても家族に支えられて笑顔で登校してくる子もいます。
いずれも教師にならなかったら気づかなかったことかも知れません。
両親も祖父母も教育熱心で躾けも厳しい人でしたが、頭ごなしに怒られたことはありませんでした。幼稚園のお友達と喧嘩をしても、どっちが悪いと言う前に、
「どうしてそうなっちゃったのかな……」
と、静かに話を聞いてくれる人たちでした。最初はお友達が悪いと思って興奮していた私も、「それからどうしたの」「どう思ったの」と聞かれて話しているうちに、相手だけが悪いなんてことはないと気がつくこともありました。
裕福な家ではありませんでしたが、そういう意味で日々ていねいに育ててくれたと思います。でも、お友達の家はさまざまでした。
幼稚園でよく遊んでいた美沙ちゃんは、いたずらをするとお母さんに叱られて、お仕置きとして押入れに入れられると言っていました。罰やお仕置きを受けた経験のない私は、意味がわかりませんでした。
私も家の押入れにそっと入ってみました。客用布団の間に入って中から襖を閉めると、真っ暗で無音でドキドキしました。お母さんが台所仕事をする音も、窓の外の子供の声も聞こえません。
反省するまで出てはいけない、と言われることを想像すると、ますますドキドキしました。
美沙ちゃんは「暗くて怖い」と言っていたのに、私は違いました。甘い胸騒ぎのような不思議な感じがこみ上げてきたのです。
ああ、この感じは……と、子供心に思い当たることがありました。
父と祖父が好きな時代劇の、町娘がさらわれて、縛られて、猿棒で叩かれるのを見ている時の感じ……。マンガの中で、はりつけにされたり檻に入れられたリした人を見た時の感じ……。
私はいつも、そういう場面で変な気分になっていたのです。どうして父や祖父は平気な顔をしてテレビを見ていられるのだろうと思いました。黙って画面を見つめながら、胸の奥がドクドクと疼くような不安と期待でいっぱいでした。
その感覚が忘れられなくて、私はたびたびこっそり押入れに入るようになったのです。
そこは檻で、勝手に出ることができないのだと想像して、一人でジッとしていました。
今回の懺悔調教ではりつけにしていただき、身動きを封じられて思い出したのは、押入れの暗がりにこもっていた甘くて息苦しい時間でした。
明るくて、穏やかで教育熱心な家庭。その正しさの反動のように、幼い頃の私は影のあるものに惹かれていたのかも知れません。
異質な愛情表現
小学校に上がってからは押入れにこもった記憶がありません。学校での日常が忙しく、そして楽しかったからです。
それまで、よその子は真っ黒になって遊んでいるのに、私はお習字の先生をしていた祖母の部屋で書き取りのお稽古をさせられたり、母の隣りでお料理の手伝いをしてばかり。正直、少し不満だったのです。
でも、学校に入るとそんな躾けや教育のおかげで先生にほめられ、友だちにも尊敬されることが続きました。幼稚園時代はおとなしい子だったのに、前向きな積極的な子に変わっていったのです。中学卒業まで学級委員か生徒会役員のどちらかをやらない年はありませんでした。
少女時代にすっかり忘れていた妖しい世界を再び思い出したのは、高校に入ってからでした。中学までは公立でしたが高校は女子大まで一貫の私立に入ったので、受験勉強がなくなった分、読書に夢中になりました。
文学全集から流行のBL漫画まで読みふけるうちに、性的だったり残酷だったりする世界がまた見えてきたのです。
特に「緊縛」。人を縛るのは時代劇の誘拐や刑罰だけじゃないんだ、そうだったのか、と驚きました。幼い自分が胸を高鳴らせたのは、緊縛がただの暴力ではないからなんだとも思いました。
子供の頃は、監禁された自分を想像することに罪悪感をおぼえていたのです。でも、高校生になった私は、人に知られたら恥ずかしい妄想だけれど、後ろめたいことではないのではないか、と思うようになりました。
暴力ではなくて、少し変わった愛の形、異質な愛情表現なのかも知れない……。
この続きは、マニア倶楽部2022年5月号をご覧ください。