[MC202105]絶対に嫌だったのに、気付くと自分から「浣腸してください」と懇願していました

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浣腸マゾに調教されている初心者マゾOLの告白 ※DVD収録

告白 杏子(PN)

マニア倶楽部2021年5月号の特集は、「交際欄から始まったSM愛」と題して、本誌交際欄コーナーで出会った恋人たちの手記を掲載しております。

※2019年3月号交際欄掲載
 PN/あんこさん

体験してみたい
 一昨年に交際欄に掲載していただいた「あんこ」改め杏子と申します。あの掲載をきっかけに、今のご主人様と出会うことができました。
 内心では、メッセージなんて来ないんじゃないかって思っていました。だから、あんなにメッセージをいただくなんて予想していませんでした。
 ただ、交際するなら都内近郊に在住していて、一〇~一五歳ぐらい年上の男性がいいと、ぼんやりと考えていて、お会いしたのはご主人様ただひとりです。

 私は、年上の男性としか交際したことがありません。好きになるのはいつも年上で、中学生の頃、社会人の男性と付き合ったこともあります。初体験もその方でした。でも、若い頃は全然SMに興味はなくて、今思えばもともとMっ気は強かったのかもしれないけど、縛られたり、痛い思いをするのはどうしてもイヤでした。
 そんな私が『マニア倶楽部』を手にしたのは、ちょっとした冒険心だったんです。中学や高校の頃から、純愛モノの少女漫画や小説をよく読んでいました。作品の中に登場する男性はいつもスマートで優しくて、あんなふうに思われて抱かれてみたいって、ずっと憧れていたんです。でも、大人になるにつれて、現実の恋愛は、漫画や小説みたいにうまくいかないってことがわかってきて、特に不倫男性にひどいフラれ方をしてからは、恋愛に絶望していたんです。
 そんなとき、純愛モノの漫画や小説は全然つまらなくて、むしろイライラしてしまうので、だんだん愛憎モノを好むようになったんです。そういう作品では、SMっぽい感じの描写が多くて、そこからなんとなく興味をもつようになって、気づいたらネットで検索するようになっていました。SMっぽい動画を観てオナニーするようにまでなっていたんです。
 そんなときに、たまたまネットで見つけたのが、『マニア倶楽部』でした。写真やDVDを観て、すごく興奮したけど、自分にできるかどうかはわからなかったし、やっぱり痛いのは怖いなとも思いました。
 でも、体験してみたいという気持ちも確かにあって、かなり迷ったけど、ソフトなものならいいかなって思って、投稿したんです。今は、ご主人様と出会えたので、勇気を出してよかったなって思っています。

ご主人様との対面
 ご主人様とはメッセージのやりとりをしているときから、包容力のある方だってすぐにわかりました。朝も夜もマメにメッセージをくれたし、私が仕事で失敗したときも、すごく気遣ってくれました。メッセージをしているときは他愛もない会話ばかりでしたが、三週間ほどやりとりをしたとき、ご主人様から誘ってくれました。
「そろそろ会いませんか?」
 改めてそう言われると、急にドキドキしてしまって、返信するのに二時間以上もかかってしまいました。
 会うってことは、つまりSMプレイをすること。そんなふうに考えると、これまでご主人様としていたメッセージのやりとりが、急に恥ずかしくなって、会ったら嫌われてしまうんじゃないかとか、私なんかで満足してくれるのかとか、不安が一気に噴き出してきて、でも、どこかでこの人ならされてみたいっていう気持ちもあって、何が何だかわからない感じになっちゃったんです。
「私なんかでいいですか?」
 なんか卑怯な聞き方だなって思います。でも、それが精いっぱいの返信でした。ご主人様は、そんな私の不安をすぐに察してくれたんだと思います。
「うん、君に会いたい」
 恋愛に絶望していたはずなのに、私はいつの間にかご主人様に夢中になっていました。普段はジョークを言い合ったりして、年の変哲もない会話ばかりしていたのに、こういうときだけ大人になるなんて、ちょっとズルいとも思いました。
 でも、そのメッセージに、ちょっとした色気やSっ気を感じてもいました。そんなふうに言われて、断る選択肢はありませんでした。
「はい」
 絵文字もつけない、味気ない返信だったかもしれません。でも、この二文字のほうが、私にはしっくり来たし、覚悟も伝わるような気がしたんです。
「ありがとう」
 ご主人様の返信も普段とはちがう雰囲気が漂っていました。その後、ご主人様は会うための段取りをとってくれて、翌週の土曜日に会うことになりました。それまでの時間は長いようにも短いようにも感じました。
 ただただ、心臓が破裂しそうなほどドキドキして過ごしていました。あんなに緊張したのは、後にも先にもないかもしれません。それぐらい、私はとんでもなく緊張していたんです。

この続きは、マニア倶楽部2021年5月号をご覧ください。