[MC65]緊縛と体臭フェチに取り憑かれた私は、理想の主を見つけた幸福な奴隷です。

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幼い頃から被虐願望を抱えたマゾヒストの手記 ※3月号付録DVD収録

告白 真宵(PN)

緊縛と体臭への憧れ
 縛られる――拘束されて肉体の自由を奪われるということに興味を持ったのは、物心ついてまだ間もない頃でした。
 きっかけは、幼稚園児だった頃に再放送で見たアニメの『セーラームーン』でした。その中でセーラー戦士たちが触手やリボンなどで体を縛りつけられる場面を見ると、なぜだか胸の奥がドキドキしたのです。
 自分があんなふうに体を縛られたらどんな気持ちになるんだろう……そんなことを考えながらも、親にその考えを打ち明けたりはしませんでした。
 やっぱり、少しおかしなことだという自覚は、子供なりにあったのだと思います。

 小学校の低学年のときに、住んでた家の近所で小さな女の子がイタズラされるという噂が立ったことがありました。私の親も心配して、夜遅くに外に出ないように私に注意しました。
「悪いおじさんに連れて行かれるから、夜は家にいなさい」
 でも本当のことを言うと、私は連れ去られてみたいと思っていたのです。そして連れ去られるときには、体を縄でグルグルに縛られたいと思いました。
 どんなに暴れても逃げられない、自分の意志では体を動かせない……そんなシチュエーションに憧れていたのです。
 縛られるということと並んで私の中で大きな意味を持っていたのは、体の「匂い」です。
 それは異性の匂いである場合もありますし、自分自身の匂いである場合もあります。肝心なのは、ふだん隠しておく場所の匂いであるということです。
 小学校中学年の頃、私は近所に住むこうた君という名前の男の子とよく遊んでいました。
 こうた君は少し変わった子でした。下品な冗談が好きで、自分のお尻の穴の匂いを私に嗅がせたりしたのです。
 ズボンの中に手を突っ込んでお尻の穴を指で触り、それを自分で嗅いで「くさい、くさい」と騒いだ後、私の鼻先に指を突きつけてくるのです。
 私はそれが嫌ではありませんでした。自分から鼻を近づけて「ほんとだ、くさい」などと言って喜んでいたのです。
 それどころか自分でもお尻の穴をいじって、こうた君に匂いを嗅がせたりしました。
 いま思えば、私はこうた君が好きだったのだと思います。好きな人の匂い、それも他の子は知らない部分の匂いを嗅ぎ合うのがうれしかったのです。
 二人きりのときにはお互いのお尻の穴を触りあったり、指を舐め合ったりもしたのです。
 私の初恋でした。

犯されることへの渇望
 こうた君は小学校の高学年に上がる前によその土地に引っ越しして、私とは離れ離れになってしまいました。悲しく思いました。こうた君に会えないこともさることながら、お尻の穴の匂いを嗅ぎ合うなんてことが出来る相手は、こうた君の他にはいなかったからです。
 ちょうどその頃、私はオナニーをおぼえました。自分の性器を刺激すると快感が得られるということを知ったのです。
 初めのうちはパンツの上からクリトリスのあたりを恐る恐る指で押すというもの。そのうち硬い棒状のものを股に挟み、腰を前後に動かして刺激するというものに変わっていきました。
 そしてそんなオナニーをするとき、私は決まって自分のお尻の穴の匂いを嗅いだのです。

この続きは本誌をご覧ください。