[MC202211]本心から拒否したい行為を強制されながら、リカの心と体は哀しいほどに発情するのです

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哀しみに興奮するマゾ人妻を手に入れた男性の告白 ※DVD収録

告白 闇丸(PN)

不幸が似合う女
 リカと出会ったのは、今から3年ほど前のことになります。
 リカは、私が経営する薬局に薬剤師として働きに来てくれた女性で、既婚者です。
 面接に来たリカを見たときに私が思ったのは「どこか陰のある女だな」ということでした。
第一印象は、落ち着いたごく普通の女性という感じでした。ニキビが多少目立ちましたが美人の部類に入る顔です。
 ですが伏し目がちで小さな声で話す様子が暗い印象を私に与えました。それなのに、いや、それだからかも知れません、リカから妙な艶っぽさが感じられたのです。
 リカがこんなに幸薄く、それでいて暗い不幸な色気のある女でなければ、その後の私との不倫関係もストレートなものだったでしょう。私はリカの面接を担当していたということもあって、根掘り葉掘り、彼女の生い立ちを訊くことができました。そこで聞いた彼女の半生は、やはりというか、彼女の独特の個性と雰囲気に見合ったものだったのです。
 リカは子供の頃に実の両親と死に別れていました。まだ物心がつくかつかないかという時期に、交通事故で両親を亡くし、施設でしばらく暮らした後、遠縁の親族にあずけられたそうです。そしてその家には、リカより年上の男の子がいました。
 リカの養父とは養母は共働きで留守がちで、面倒をみてくれたのは、リカの義理の兄だったのだそうです。
 そこでリカは、その義兄からイタズラを受けていたようなのです。下着を脱がされ、性器を見られ、弄られながらオシッコ姿を見られたりという、性的なイタズラです。

「それは気持ちよかったの?」
 リカの話を聞いて内心興奮してしまった私は、訊ねました。
「気持ちよくなんてありません……ただ……本当に嫌だけど、ドキドキは……しました。でも……この家で問題を起こしたら、もう自分の住む場所はどこにもないと思って、耐えたんです……毎日……」
 告白するリカの姿を見ているうちに、私は自分の中にどす黒い衝動が沸き起こるのを禁じえませんでした。私も、その「お兄ちゃん」のように、どうしようもない状況にリカを追い込んで、困らせてみたいという衝動です。

押しに弱い女
 リカは、弱い女でした。押しに弱く、自分の意見を主張することができないタイプで、声も小さくそもそも無口です。
 だから、リカを口説いて自分の愛人にすることはたやすいと思っていました。
 ただ、いちおう人妻なので夫との関係も聞いておこうと思いました。リカと夫との関係は表向きにはごく普通の結婚生活でした。ただリカとはセックスレス状態なのだそうです。リカ自身はそれを寂しさは感じつつ、不満には思っていないようでした。
 そんな私生活まで知ることができたのも、彼女の押しの弱さのおかげです。訊ねられると適当に誤魔化すこともできず、すべて話してしまうのです。
 リカの境遇を聞けば聞くほど、私はリカへの興味が深まっていきました。
 表向きには普通の人妻の中にある隠れた闇のようなものをあばいて、リカを支配したいという嗜虐心がわき上がってくるのです。
 それはまるでリカ自身が無意識にもっと可哀想な、まるで悲劇のヒロインのような自分になりたいと、被虐の気配を周囲に発散させているようでした。
 その被虐の気配に、私の中にあったサディスティックな気持ちが刺激され、同時に支配欲が感化されたのです。全てはリカがもつ暗く陰鬱な雰囲気のオーラが元凶なのです。
 私はリカが押しに弱いと知りながら、オーナーと従業員という関係性を利用し面接をしてから一か月後には、肉体関係を持っていました。
「俺のことが好きなのか?」
 初めての行為の後にそう訊ねると、リカはいつにない真剣な表情でしっかり私の目を見て、
「はい……」
 とだけ答えました。
 その切実さと、妙な色っぽさのある表情だけは、今でも私の記憶に強く残っています。
 最初にリカを抱いたときの感想は「まあ普通」という感じでした。取り立てて特筆すべきテクニックも何も、彼女にはありません。
 ただ従順さがありました。私の命令には必ず従うのです。おしっこやウンコを目の前でさせました。リカはとまどいながらも黙って従います。精子も飲みますし、アナルなめもします。一度命じれば、私の許しが出るまで延々とフェラチオをしています。そしてマンコを濡らしているのです。
 派手に喘ぐわけではないですが、私が感じた通り、リカには自身にも理解できないような暗いマゾヒスティックな欲望が潜んでいるのです。
 彼女の魅力はまともなセックスでは発揮できない類のものなのです。私はリカとの情事を重ねるほどにそう強く感じました。
 私の調剤薬局には、医薬品卸会社のA氏という担当者が出入りしています。A氏は不潔感や嫌な臭いこそありませんが、太っていて常に汗ばんでいて、粘着気質の話し方をします。女性にモテるようなタイプではありません。
 もちろん、リカもA氏のことを苦手に思っていました。リカがA氏を敬遠しているのは見ていても明らかなのです。
 それを見て、私はA氏にリカを抱かせたらリカはどんな顔をするだろう。と暗い欲情に魅入られてしまったのです。
 気づくと私は妄想を止められなくなってしまいました。本気で嫌がるリカの顔を見たくなってしまったのです。
 私には寝取られ願望はありません。ただリカをより被虐の奈落に堕としたい、という身勝手な願望を思い描いていたのです。
 私は一計を案じました。
「話がある」
 とリカを呼び出しました。
「Aさんがおまえとセックスしたいみたいだよ」
「えっ?」
 いきなりの言葉にリカは混乱していたのだと思います。リカは黙ったままでした。

この続きは、マニア倶楽部2022年11月号をご覧ください。