[MC202203]先生に同じことをして欲しいと願いながら、 お姉さんとの秘密の体験を告白しました

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奴隷に憧れる女子大生の告白 ※DVD収録

告白 綾香(仮名)

お人形さんごっこ
 実家の近くに小さな市立の図書館がありました。
 市の開発で取り壊され移転してしまいましたが、とても思い出深い場所です。
 物語が好きで、四年生の頃には小学校の図書室にあるものはだいたい読んでしまっていました。それで夏休みに町の図書館に通うようになったのです。
 静かな学習室の大きなカウンターで本を読んでいると、向かいの列から女の子と目が合いました。背が高くて長い髪を垂らした綺麗な人です。
 にこっと笑ってくれて、ドキドキしました。大人っぽいお姉さんが私を気にかけてくれるなんて、初めてのことでした。
 私が帰る時、お姉さんも待っていたように席を立って一緒に帰りました。それが菜奈さんとの出会いです。彼女は同じ小学校の六年生でした。
「菜奈さんって呼びなさい。私は綾香って呼ぶ、いいわね?」
 凛としていて、そんな命令口調もさまになって素敵でした。会ったその日から、私は菜奈さんに憧れを感じました。
 帰り道ではよく「お人形さんごっこ」という命令遊びをしました。命令するのはいつも菜奈さんで、私は従う側。
「今から、最初に赤信号で止まるまでしゃべっちゃだめ」
「目をつむって、私の肩につかまって歩きなさい」
 菜奈さんは次から次へと命令を思いつきます。でも、私はいやではありませんでした。
 怪物に酷い目に遭わされるお姫様のように、ドキドキしながら彼女の命令を待っている――物語のようにロマンティックに感じました。

 菜奈さんも楽しんでいたと思います。言いなりになって、好かれたいと思いました。
「もうしゃべってもいいよ?」
 と言いながら頭を撫でてくれる、その時間が幸せでした。
 本が好きになったきっかけは童話からでした。あどけない挿絵とは裏腹に、主人公が濡れ衣を着せられたり、監禁されたり、拘束されて放置されたり、暴力を受けたりすることにドキドキしていたのです。
 たとえば『人魚姫』は声を奪われ、愛している王子と引き離されてしまいます。『瓜子姫』はあまんじゃくに木から吊るされてしまいます。
 可哀想なイメージを自分に置き換えて想像をふくらませました。それが性的な興奮だとは知らずに、物語の中に入っていじめられたり、自由を奪われたりしてみたい、と心を熱くしていました。
 菜奈さんと過ごす時間には、その興奮がありました。私が求めていたことを菜奈さんは与えてくれたのです。
 
不公平な関係
 二学期が始まったある日の放課後、学校の図書室に立ち寄ると、こちらを見ている人がいました。菜奈さんでした。
 会いたかったと言いたいのに言葉が出なくて立っていると、
「お久 しぶりね」
 と菜奈さんが言ってくれたのです。おませな口調が菜奈さんらしくて、私は本当に菜奈さんが好きだ、と思いました。
 誘われるままに体育倉庫に入りました。薄暗い場所にいることが恥かしいような、面白いような気持ちになって、クスクス笑いながら二人で跳び箱の中に入りました。
 菜奈さんが一番上の段をうまくずらしておき、二人して並んでしゃがんでから閉めたので、私たちは閉じこめられたような形になりました。跳び箱のすき間だけほんのり明るく、二人の体が密着しました。
「綾香の髪、良い匂い」
 少女漫画に出てくる恋人同士のセリフみたいです。ドキドキしていると、唇が温かくふわっと包まれました。菜奈さんにキスされたのです。
 菜奈さんの唇はとても柔らかくて、熱っぽく、湿っていました。ずっとこうしていたいと思いましたが、菜奈さんは、
「これは子供のキスだよ。大人のキスのやり方知ってる?」
 と言うのです。舌を入れるんだと思いましたが首を横に振りました。自分から言うのじゃなくて、菜奈さんに無理やり教えられたいと思ったのです。
「綾香、舌を出して。思いっきり突き出して」
 菜奈さんに言われた通りにしました。でも、舌を出すのは恥ずかしくて目を閉じました。
「いい子ね……」
 自分の舌の先に柔らかい舌が触れました。濡れた温かい舌にくすぐられ、突かれ、それから吸い込まれていきました。
 驚き、しかありませんでした。体の奥がカッと熱くなり、それは初めての経験で、痺れるような気持ちになったのです。
 ファーストキスの相手が女性になるとは想像もしていませんでしたが、菜奈さんならいいと思いました。痛いぐらいに吸われて、自分は強く求められているように感じました。
 しかし、その日を境に菜奈さんからの要求はだんだんエスカレートしていったのです。
 最初はキスだけだったのに、だんだん体を触られるようになり、少しずつ服を脱がされるようになり……。
 いけないことではないかと思いましたが、
「声を出しちゃだめだよ。声出したら、二度とやってあげないからね」
 と言われると、会えなくなるのが怖くて従いました。

この続きは、マニア倶楽部2022年3月号をご覧ください。