[MC202107]気持ちいいことばかりを教えられて、先生の性奴隷になってしまいました

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マゾ快楽を躾けられた美人女子大生の告白 ※DVD収録

告白 アンナ(PN)

誰も愛せない
 先生と知り合うまで、自分は少し変なのかなあと思っていました。気がついたのは中学の時です。
 クラスメートの話題は好きな人のこと、付き合っている相手のことばかり。私も男子と付き合ったりしましたが、そんなに夢中にはなれませんでした。
 高校にもなると、友達が、
「きのう〇〇とキスした」
「最後までやった。チンチン意外に大きかった」
 などと言うのを面白がって聞いてはいましたが、自分もしたいとは思えなかったのです。
 校内で友達の相手の顔を見ると、この人とキスしたのか、あんなにキャッキャ言うほど楽しい経験だったのか、と不思議な感じがしました。
 私は不感症なのかな、と思いました。オナニーをしたこともなかったのです。でも、そんな私も大学に入って、初めてを経験しました。

 学祭に、学年ごとのミス&ミスターを選ぶ『ベストカップルコンテスト』という催しがありました。
 私とベストカップルになったのはカジ君という男の子で、陸上部で活躍している細マッチョ。前から名前は知っていて「いいな」と思っていたのですが、カジ君も、
「ミスがアンナさんでよかった」 
 と言ってくれて、コンテストをきっかけに付き合うようになりました。
 好奇心でいっぱいの一九歳です。自然にキスしてセックスして……という感じでした。
 初めてなのに、友達に聞いていたほど痛くなかったのは、あまり緊張していなかったからかも知れません。
 ついにこの時が来た、というワクワク感はありました。でも、それだけしかなくて、次会った時には「またするのかあ」という気分で、ときめきはありませんでした。
 カジ君は、私の中に入れて腰を動かしている時もカッコよかったです。引き締まった肩や腕は綺麗だと思ったし、背中にしがみつくと、筋肉が生き物のように動くのもわかりました。
 でも、それだけだったのです。避妊もちゃんとしてくれたし、セックスするようになったからと言って態度が変わるようなこともなかった。それなのに私はどうしてこんなに浮かない気分なのか。
「もうカジとやった? どうだった?」
 仲の良いみんなに冷やかされて正直に答えると、
「やっぱアンナはクールだね」
「同い年の男じゃダメなんじゃない? うんと年上の人がいいんじゃない?」
 と言われました。
 セックスをしたのに、私の気持ちは友達以上になれません。「アンナが好き」と言ってくれるカジ君に悪い気がしました。 私はいったい彼に何を求めているんだろう、と悩みましたが、答は出ないまま彼とは自然消滅になりました。
 年上の人と付き合うべきかな、思いましたが、四年生などは大人の男性という感じがしても、付き合ってみるとやっぱりカジ君の時みたいになってしまう。
 私はいつも、キスしたそうにしているからキスさせてあげているという感じ、相手が興奮してしまったからセックスすることになっちゃったという感じ。性格の悪い女でした。
 ほかの女性はこんなふうに冷めていない、彼氏がしてくれることに夢中になり、もっとしてほしいと願っていたりするんだろうな――友達はみんなそうで、恋愛に夢中でした。
 このままでは誰のことも愛せない。友達にはあって、私には欠けているものがある。それは何なのか――。
 その答がわかったのは、先生と付き合うようになってからでした。
 うちの大学では二年次からゼミに入ることができ、私が選択したのが先生の比較文学ゼミでした。論文をたくさん書かされる、評価が厳しく欠席が多いと落とされる、そして何より先生が不愛想で怖い――というので、ゼミ生は一〇人もいません。
 大学の先生は一般企業のサラリーマンより地味な服装の人が多いですが、先生はラフで私たち学生とあまり変わりません。二〇歳も年上の助教授なのに、中年でもそんな男性もいるんだなと好感を持ちました。
 うぬぼれかも知れませんが、先生も私に関心があったと思います。厳しいと評判のゼミには、私のようなフワフワした女子は入って来ないので、珍しかったのではないでしょうか。
 仕掛けたのは私からです。
 ある日、研究室に一人残って勉強していると先生が来て、一緒に帰ることになりました。駅前に来たとき先生が、
「ビール飲んで帰るけど君も行くか?」
 と聞いてくれたのです。チャンスだと思って、お酒をどんどん飲み、プライベートな話をたくさんしました。
 付き合っている男性はいるのかと聞かれ、カジ君のこと、カジ君との行為に何も感じなかったので、恋愛そのものに関心がなくなったことを話しました。
 すると先生は、
「人間は他の動物とはちがい、繁殖期が決まっていない。だから性的な行動をするには、演劇性が必要なんだ。男が男を、女が女を、片方が主人を、もう一方がスレイブのロールプレイをすることが欠かせないんだね。その彼は、残念ながらまだそれがわかっていなかったんじゃないか。ただ男から性欲だけぶつけられても、女性は興奮を共有できないよ」
 と言ったのです。私はぽかんと口を開けてしまいました。
「あ、ごめん。こんな話はセクハラか」
 と先生は言いましたが、私は怒ったのでも傷ついたのでもありませんでした。自分はいったい男性との交際に何を求めているのかと悩んできた、その答を先生が言ってくれたので驚いたのです。
「いいえ、そんなことありません。ああ、そうだったのか、と思ったんです」
 先生に接近したことは間違いじゃなかった……!!
 居酒屋を出て、酔った勢いでホテルに行きました。助教授と学生という立場でも、先生は独身なので恋愛関係になっても問題はないと思いました。

この続きは、マニア倶楽部2021年7月号をご覧ください。