[MC202003]おぞましい行為を受け入れて、イッてしまいました。私の心と体は、一体どうなってしまうのでしょう。

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マゾ奴隷に堕ちた女教師・隷奈の告白【第二信】 ※DVD収録

告白 隷奈(仮名)

誕生日の贈り物
 伊達さんと初めてお会いした時の印象としては、私より一回り以上年長の人、という感じはしませんでした。音楽や映画にくわしく、最近のフェスに出ているようなバンドの名前もご存知だったので、三十代くらいの方かなと思ったのです。
 会話も弾みましたし、教師だからという先入観なしに私の話を聞いてくれるのが好印象でした。おたがいの初恋の話などしたのを覚えています。
 ふだん会話する大人の男性は教師ばかりですから、プログラムのことなどお仕事関連の話題がとても新鮮でした。
 三回目のデートの時に、もうすぐ伊達さんの誕生日ですが、何か贈り物がしたいです……というお話をしました。
 少し恥ずかしいのですが、素敵な人だったので、占いで二人の相性を見ようと思って、最初のデートの時にお誕生日を聞いていたのです。本によれば、二人の相性は最高ということでした。男性は精神的にも肉体的にも情熱的で激しい恋愛をする、女性のやさしさはその情熱を受け止めることができるので、いくら一緒にいても飽きることのない相性――とも書いてありました。今読むと解釈の仕方によっては私たちの関係にかなり近いのかもしれません。
 本当はこっそりプレゼントを買って、お誕生日当日に持っていきたかったのですが、伊達さんの趣味に合うものを見つけられる自信がありませんでした。

 学校の先生たちは服装も地味ですし、私の父親も田舎の出身ですから、経営している電気工事会社ではいつも作業服、家に帰ると「これが楽だ」と言ってジャージ姿です。
 伊達さんのような大人の男性が身につけて喜ぶものというのが、分かりませんでした。
 そんな私に気を遣ってくれて「手料理でも作ってよ」と言ってくれましたが、二人の交際が始まった記念になるようなものがいい、と決めていたので、それではだめなのです。
 思わず勢いで、
「私、伊達さんとはずっとお付き合いしたいと思っているので、いつまでも形に残るものを差し上げたいんです」
 と、口走ってしまいました。言ってしまってから、まだ彼女だと言われたわけでもないのにずうずうしいことを言ってしまった、と焦り顔が真っ赤になりました。
 伊達さんは本気なのかを確かめるように、私の目をのぞき込みました。ますます赤くなり、涙までこぼれそうになりました。
「付き合いたいというのは本気なの?」
 伊達さんに聞かれて、私は黙って何度もうなずきました。唇が震えて、声を出したら泣いてしまうと思ったからです。
 伊達さんの欲しい物、何だろう? 教えてほしい、私に買えるようなものだといいけれど……伊達さんは静かな低い声で言いました。
「本気なんだね。それなら誕生日は外泊しよう」
 想像もしていなかったことです。唐突なその言葉に、私は固まってしまいました。
 伊達さんが私をまるごと求めてくれているのだとわかって、じわじわと喜びが湧いてきました。気の利いたお返事の言葉は頭に浮かんできませんでした。
たったひとこと、
「わかりました」
 と答えるのがやっとだったのです。

初めての夜
 伊達さんは私がリラックスできるように、といつも以上に気を配ってくれました。夢のようなデートでした。
 レストランでおいしいコースをいただき、これではどちらの誕生日かわからないと思いました。食事が終わると伊達さんは、
「今日はやめておく? 無理しなくてもいいよ」
 と言いました。優しい言葉をかけられて初めて気がつきましたが、私はこれ以上ないくらいに緊張していました。
 そんな私の気を楽にさせようと気遣ってくれたのです。
 セックスの経験がないわけではありません。でも、伊達さんのような大人の男性の前で自分をさらけ出すことは、大学の同級生とセックスするのとは全然ちがうと思いました。
 自分が女性としてとても幼いと感じて心細かったのは事実です。思いやりのある紳士的な人だと感じ、ますます伊達さんを素敵だと思いました。
 すると、緊張していたのが嘘のように、早く伊達さんと二人きりなりたい、私を抱いてほしいと感じました。それは、とても自然で幸せな気持ちでした。
 ホテルの廊下で一瞬足がよろけると、伊達さんは私の肘を支えてくれました。
 何もかもが夢のようで、今夜これから伊達さんがしてくれることのすべてを忘れないように心に刻みつけておこう、と思いました。
 お部屋に入ると、伊達さんは私を抱えてソファーに座り、上から私の目をのぞきこんで、ゆっくりと静かなキスをしてくれました。柔らかいキスを何度も……だんだん長く……それから激しくなって、私たちはもう離れられなくなってしまったようにキスをしました。
 胸がいっぱいでした。安心してすべてを任せきっていたのだと思います。
 幸せなフワフワした気持ちのまま、少しずつ密着していって、気がついたら一つになっていたという感じでした。
 うれしさのあまり涙が出たのを伊達さんの舌が吸い取ってくれました。
 私の中に伊達さんが入ったまま、ゆっくりと厚い胸板の上に倒れていきます。体重をかけては申しわけないと思うのに、ご伊達さんの片腕でしっかり抱きしめられていて、ぴったりと密着するように重なりました。
 もう片方の手は私の髪をなで、それから背中へ、ヒップへと降りていきました。尾てい骨のすぐ下のくぼみを優しく指でなでられて、あまりの気持ちよさに思わず声がもれてしまいます。
 私の声を聞くと、伊達さんが私の中でいちだんと硬くなったのがわかりました。うれしくて雲に乗っているような気持ちでいると、伊達さんの指先がそのまま下に降りてきて、私のお尻の穴を撫ではじめました。
 びっくりして、
「あの、そこは……」

この続きは、マニア倶楽部2020年3月号をご覧ください。