奴隷未亡人リサから届いた家畜生活報告 ※付録DVD収録
告白 リサ(仮名)
リサからの近況報告
編集部の皆様、そして読者の皆様、お久しぶりです。リサでございます。
早いもので、あるご主人様との関係を貴誌で告白してから、もう一年以上の月日が経ちました。リサはといえば、あの日以来、ご主人様との関係は何ひとつ変わらないまま現在に至っております。
ただしひとつだけ、リサの奴隷生活に変化がありました。
ご主人様の命令で、リサの奴隷として調教をしていた義弟との関係に変化が現れたのです。
ご主人様が、リサと義弟をコントロールして弄ぶことに飽きたから、ではありません。夫の死後、ずっと引き籠もっていた義弟が、急に独り立ちして実家を出て行ったのです。
最初に家を出て一人暮らしをすると聞いた時は、とても驚きました。詳しく話をきくと、リサへの確執は消えないけれど、一つ屋根の下で暮らし、肉体関係を持つうちに、リサへの気持ちが大切なモノだと気づいたからだと言います。
「ちゃんと仕事して、義姉さんに釣り合う男になって帰ってくるから、待っていてほしい」
義弟はそう言って、一人暮らしを始めました。もちろんリサと義弟との関係が、ご主人様の歪んだ支配欲によってコントロールされた、二重調教だとも知らずに……。
何も知らない義弟に本当のことさえ言えないリサは、またひとつ罪を背負いました。そして、
〈リサはやはり、幸せになってはいけない人間なんだ……〉
と改めて自分の罪深さを呪ったのです