浣腸で自慰行為に耽るM女性の告白「意地悪なイチジクお姉さん」【3】
3、浣腸の秘かな愉しみ
初めて自分でした浣腸のあと、私は便秘になるのがむしろ楽しみになりました。便秘になったらあの浣腸の快感を、また味わうことができる。
以前は一週間近く便秘をしてやっとお薬を飲んでいたんですが、もう二日もお通じがないと、
「便秘かな、浣腸しなくちゃ」
と思うようになり、そのうちに便秘していなくても浣腸をするようになってしまいました。
でも同じ店で何度も買うのはちょっと恥ずかしいので、よそへ出かけたついでに知らない店で買うことにしました。そしてイチジク浣腸以外にもいろんな種類があることを知り、それまでに見たことのないのに出会うと、レジでの恥ずかしさも忘れてつい買ってしまいます。どれも成分はグリセリン五〇%、それに添加物が少しあるかないかの違いなんです
が、パッケージや容器の形の違い、箱に書いてある使用法の説明を読むのが楽しみなんです。特に説明文の詳しいものは、読んでいるだけでもうお尻の穴がムズムズしてきて、早く浣腸して! と呼んでいるようです。
私がこれまでに使った浣腸をあげてみると、いちばんよく目にするのはやっぱりイチジク。それからケンエー、チョーセイ、アロマ、コトプキ、ミカサ、ダイヤ、アイデアル、それからビワ湖浣腸なんていう変わった名前のものもありました。ここらは全部ノーマルなイチジク型で、容器の色はピンクか透明。ただダイヤ浣腸だけは、ちょっと珍しい黄色の容器でした。そういえば浣腸の名前って、ほとんどがカタカナなんですね。どうしてなんでしょうか。
形が変わっていたのが、じやばらのような容器のアデンと、一見イチジク型だけど底の部分を親指で押し込むようになっていたウサギ浣腸。人にしてあげるのならいいけれど、自分の親指では底は押しにくくて、使いにくい浣腸でした。
逆に使いやすいというか、気に入ったのはフィット浣腸。これは基本的にはノーマル型なんですが、なぜだか挿入部の一番下、薬液の詰まったふくらみにかかる部分が、ぽっこりとコブになっているのです。説明書には、
「球状部まで挿入してください」
って書いてあるんですが、そのコブのような球状部の手前まで挿入するのか、球状部も含めて挿入するのかが、はっきりしません。でも私はコブの部分までずぶっと差し込んでみました。
そしたらこれが便利なの。なぜって、これならお尻の穴を少しだけ締めておけば、手を離しても抜け落ちることがないのです。フィット浣腸を挿入したままでパンティーをはき、お部屋の中を歩いてみたり洗濯物を干してみたりできるんです。そして時どき、キュッとお尻の山を寄せると、浣腸器のボディが押されてちゅるっと冷たい薬液が入ってきて、まるで誰かにいきなり浣腸されてるみたいなんです。
それからこれは割高だし、箱が大きくて目立つからなかなか買えないけれど、ロングタイプの浣腸も好きです。なぜならノーマルタイプは手をうしろに回して使うから、自分で直接見えないんですけど、ロングだったら足の間から前に持ってきて、薬液を注入する様子が見られるんです。容器も長い嘴管も透明なので、液がノズルを通って私の肛門に入っていく様子がよく見えます。
「ほら淳子、もうこんなに浣腸液が入ったわよ。全部入れてしまって、いっぱいうんちを出しましょう」なんて。
また、これらとまったく違うタイプだったのが、五ccくらいのちっちゃなチューブに入った「浣腸剤ミニカ」っていうもの。
これは薬局のおばさんが、
「イチジク浣腸はおなかが痛くなりますよ。これはおなかは痛くならないから、私もよく使ってるんですよ」
と、すすめてくれました。
私にとっては便意と腹痛は別物で、浣腸でおなかが痛いと感じたことはなかったんです。
ほんとの腹痛や生理痛のときは早くよくなってと思いますが、浣腸の便意はむしろいつまでも味わっていたいような、甘い苦痛なんです。
でもおばさんが親切に言ってくれるし、初めて見た浣腸剤だったので迷わずそれをもらいました。成分は、濃グリセリンとソルビトールだったかな。使った感じは確かにおなかも痛まず、ちゃんとうんちも出たんですが、薬液の量が少ないからなのか、イチジクのような強烈な便意ではなく、自然排便に近い感じでした。
便秘用の座薬というのも見つけて買ったことがあります。「浣腸座薬」っていうストレートな名前の。でもこれはあまりに穏やかで私には物足りなく、液体の浣腸が苦手な人向きねって思いました。
こんなふうに、私が知っただけでもいろいろな浣腸がありますが、説明文に限っていうと、昔のイチジク浣腸がいちばんよかったみたい。もう箱がないからうろ覚えですが、思い出しながら書いてみます。
効能 便秘および便秘を原因とする発熱、ひきつけ、めまい、ガス膨満。
使用法 添付の針で浣腸器の凹部に穴をあけ、薬液を少し出すか唾液をつけるかして先端部をぬらし、なるべく深奥部まで挿入してください。次に浣腸器を押しつぶして注入します。この際、終わりに二つ折りにしますと、液がむだなく注入されます。
注入が終わりましたら浣腸器を抜き去り、肛門を脱脂綿か柔らかい紙で押さえてください。やがて直腸がぜん動を始め、激しい便意を催しますが、できるだけがまんしてください。そしてどうしてもがまんできなくなったら手を離して排便してください。
……確かこんなことが、あの小さな箱の裏に書いてあったのです。でもこれほど詳しく書いてあるのは今は見あたりません。浣腸の手順が細かく書いてあって、最後に、
「どうしてもがまんできなくなったら手を離して」
なんてあると、浣腸されたあとの切迫感がまざまざと浮かんできて、うれしくなってしまいます。
今、こんな使用法を書いた浣腸があったらファンになるのに、と思っています。なんだか浣腸評論家みたいになっちゃいましたね。次は私の秘密の遊びについて、ちょっとだけお話ししたいと思います。













